子宮筋腫のある妊婦さんは要注意~リスクを認識して上手に付き合う方法~
こんにちは!ただ今妊娠後期のamyです。
今や4人に1人は子宮筋腫があると言われており、子宮筋腫をもったまま妊娠するケースもよくある話です。
実は私にも子宮筋腫があります。
妊娠する前から産婦人科で指摘されておりましたが、大きくはなかったことと、めずらしくない良性の腫瘍という認識をもった程度で、特に気にしてませんでしたが、結果的に子宮筋腫に悩まされることになります。
今日は私の体験をもとに、子宮筋腫のある妊娠時に気を付けた方がいいことなどのアレコレをお話したいと思います。
妊娠4ヶ月 「しこり」が腹部に現れ始める
妊娠4ヶ月ごろから、腹部に硬いしこりをに気が付くようになりました。しこりは2つあって、朝起きると、目で見えるくらいにはっきりと分かるのですが、トイレから戻ってまた横になると目立たなくなります。
のんきにも私は、それは赤ちゃんの手足だと思って、しこりが現れるたび、なでたり、旦那さんにも触らせたりしていました…。
今思うと無知な自分が恥ずかしいのですが、実はしこりの正体は子宮筋腫でした。
子宮が大きくなるにつれ、お腹の上から触っても筋腫が分かるようになってたんですね。トイレから戻ってきてから無くなったように感じていたのは、トイレ前は膀胱がいっぱいだったりで押されてより目立っていただけなのです。
ちなみに、私の子宮筋腫の位置はこちらの図の通り。
しこりの正体が子宮筋腫と思っていない私はのんきに1ヶ月ほどそのまま過ごすことになります。
妊娠5ヶ月 痛みに襲われて入院
妊娠5ヶ月のある日。右下腹部になんとなくじわじわとした痛みがあり、心配になった私は定期健診を待たずにかかりつけの産婦人科を受診することにしました。
そこで初めて、それまで赤ちゃんだと思っていたしこりが子宮筋腫であること、先ほどの図の①の子宮筋腫が妊娠当初の倍である6㎝ほどに成長していること、痛みはその子宮筋腫が感染症にかかったためだということを知りました。
その日の夜から私を激痛が襲いました。激痛のあまり泣きながら眠ったほどです。とにかく下腹部が痛む。そしてその下腹部が歩くと刺激されるため、3日目には歩行困難となり、ついにはトイレで出血を確認したため、そのまま入院となりました。
今まで健康診断でも引っかかったこともなく、健康体と思い込んでいた私は、初めての入院に動揺すらしましたが、1週間入院して点滴で抗生剤を点滴したり痛み止めをもらったりする中で痛みは消えていき、出血なくなり、感染症も治っていきました。
(1日2回の点滴のため針はさしっぱなし)
ですが、子宮筋腫は小さくはならないですし、またいつ悪さをするとも分からない状態のため、全快ではなく軽快のまま退院し、その後は赤ちゃんが生まれるまでできるだけ外出も控えるようにと言われ、そのまま仕事もお休みに入ることになりました。
そもそも、なぜ入院までの事態になったのか。
子宮筋腫のある妊婦さんは特に働きすぎに要注意!
妊娠した当初はよっぽどのことがない限り、この子宮筋腫が悪さすることはないので様子を見ようと病院で言われていましたが、そのよほどのことが起きてしまいました。
私には思い当たることは、その頃仕事が忙しく、妊娠中でも残業2時間は毎日してたこと。妊娠前はそれくらいの残業をしても平気だったのですが、妊娠の身では毎日の疲れも取れず、会社と自宅の行き来だけでもうヘトヘトでした。
あとから助産師の方に聞くと、働きすぎや動きすぎが子宮筋腫が悪化の直接の原因ではないが、引き金にはなるとのこと。それから、筋腫を触り過ぎるのも良くないということも言われました。(しこりを赤ちゃんだと思って触りすぎていた自分の行動がなんとも…。)
当たり前のことかもしれませんが、私はこの当たり前ができておらず、大変な目にあうこととなりました。
ただでさえ、妊娠5ヶ月ごろは子宮も胎児も大きくなり始めて子宮筋腫を刺激して痛みが出やすい頃なのに、そこで無理をした私は免疫が低下して感染症にかかるきっかけを自分で作ってしまったということですよね。
まとめ
調べてみると、子宮筋腫が原因で早産になることもよくあるそうです。無理をし続けず、このタイミングで痛みによって自分のリスクを認識できたことは、不幸中の幸いかもしれないと今では思うようになりました。
先ほどの助産師さんにも、子宮筋腫は、赤ちゃんと同じで授かりものだと思って付き合う覚悟を決めた方が、気持ちも楽になるとアドバイスを受けました。
確かに、無知なまま無理をし続けるより、リスクを知り、自分の体調と向き合うことで、前向きな気持ちで出産までの日々を過ごせるようになってきています。
私と同じように、妊娠中で子宮筋腫を持っている方、妊娠を考えているが子宮筋腫を持っている方、あまり無理をせずに、上手に子宮筋腫と付き合っていけるといいなと思います。